2005年03月12日

★100億稼ぐ超メール術 /堀江 貴文著

私の採点 ★★★



著者: 堀江 貴文
タイトル: 100億稼ぐ超メール術



ホワイトカラーのプロセスをシステムで管理するという考え方を理解してもらうためには、それなりの集中研修が必要なのかもしれない。それぐらい、理解しづらい考え方なのだろう。
特に経営者の方々にとってはそうだ。

「ほりえもん」こと堀江社長が提唱する「メール術」は、きわめてアナログだ。いくら徹底的にルール付けしているとはいえ、メールで書かれたものはすべてアナログ情報なのだから、コード化されていないメール情報をテキストマイニングさせて、共通な語彙を引っ張り出そうとしているわけでもない。デジタル的とはいえないはず。

しかし、このようなアナログ情報を、しかも「既存」の仕掛けを利用するだけで大きな成果を出したライブドアの組織力には感服する。
アウトルックなんて誰だって利用している。誰だって利用しているソフトを、「こう使えばいいじゃん!」ってな感じで利用して、素晴らしい結果をもたらせたのだから、まさにほりえもんはアイデアマンであり、あらためてその求心力の高さに驚かされる。

しかし!とてもではないが、こんなメールシステムごときを駆使して普通の会社が社内統制できるわけがない。
eセールスマネージャーやセールスフォースドットコムなど、プロセスをマネジメントさせる仕掛けが多くの会社に受け入れられているのは、紙の日報やメーラーだけで社員や営業マンをコントロールできないからだ。

そういう意味では、本書を参考にして自社のカイゼンに利用できる経営者はほとんどいないと言っていい。これはもうあり得ないぐらい少ないと断言したい。

要するに、これは「ほりえもん」の自慢本なのだ。
こんなことできる? できないでしょ? でもうちの会社は俺の考えたことを具現化し、実践し、成果を出したよ。すごいでしょ?
って言われているようなものである。

間違っても、
「そうか! うちもこうすれば儲かるかも!」
なんて思わないことだ。

よくトップセールスマンが「自慢本」を出すが、それと同じ匂いがぷんぷんする。 読んで面白いが、役には立たない本である。


※しかし、面白いので星三つとした。



【目次】
 ∴ プロローグ 電子メールで仕事は100倍効率化できる!
 ∴ 第1章 1000人の部下を1人で管理する日報メールの破壊力
 ∴ 第2章 会議メーリングリストは会議の99%を不要にする
 ∴ 第3章 堀江流・これが私の実践メールテクニックだ!




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posted by マーケ at 07:30| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) |  ★★★(お気に召したら) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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