2005年04月11日

★伝達力 話すプロの「伝わる技術」 /青木仁志著

私の採点 ★★★★★


著者: 青木 仁志
タイトル: 伝達力 話すプロの「伝わる技術」


何度も書いているが、私はコミュニケーション能力に長けていない。経営者と一緒にお喋りしたり、経営セミナーを開き講師として壇上に立っても、それほど臆することなく話すことはできる。

だが一人の「営業」として自分を見たとき、力をじゅうぶんに発揮できないときが多々ある。

たとえば、営業マンの「キモ」でもあるクロージング。これがなかなかできないし、上手ではない。ひょっとしたら「いい人」すぎるからかもしれない。(笑)

ある程度提案力はあっても、会話の中でアドリブがきかなかったり、最も「自分が伝えたいこと」がしっかりと相手に理解してもらえなかったり、実のところ苦労することは多いのだ。

問題なのは、本書のタイトルどおり、「話術」ではなく「伝達力」がないことか。

――相手に伝えたいことを伝える――。

この技術を磨くことは、営業マンとしてだけでなく、人生のいろいろな場面で大いに役立つときが来る。

本書は、相手に対してどのようにこちらの思いを伝えるか、これに主眼を置いたテクニックを順序だてて紹介している。

もちろんそれは人前で訓練してはじめて身につくものであって、この書を読むだけで体得することは不可能だ。フォトリーディングの技術を一冊の本を読んだだけでは習得できないことと同じである。

だが本書を読むことによって、青木仁志さんが講義で教示するいろいろな「心構え」を知ることができる。それだけでも大いなる価値だ。


特に――

「話したいから話すというのはアマチュアだ」

この言葉はずしんと響いた。

私は話すこと自体が好きなので、ついついまとまりのないことをダラダラと語って聞かせる癖がある。しかし結局はそれが原因で、いまいち相手に自分の思いを伝えられないことがある。またそういう人間(経営者)も多く見てきた。

マイクを持ったら自分に浸りきって聴衆の呆れ顔を無視して突っ走る人は案外に多い。

青木仁志さんほどではなくとも、ハイレベルなテクニックを身につけたプロスピーカーはそうそうお目にかかれない。才能だけに頼らず、どのような訓練によってその「伝達力」を鍛えられているかがわかる書だ。




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posted by マーケ at 07:06| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(3) |  ★★★★★(ぜひとも) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大変参考になりました。即購入します。
とくに、
>「話したいから話すというのはアマチュアだ」

なるほど・・!
自分がその状態になっているとき、ブレーキをかけられるようでありたいものですね!
Posted by コーチ・正田の体験的マネジメント講座 at 2005年04月12日 00:36
参考にしてくださり、ありがとうございます。でも面白いことに、私の評点が低いにもかかわらず、このブログからその本を購入する人がいるんです。何だか世の中って不思議だなぁって思ったりします。
Posted by マーケ at 2005年04月13日 23:11
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伝達力
Excerpt: 突然のTB失礼します。青木仁志氏著「伝達力」について、サマリーを書きました。よろしくお願いします。
Weblog: パレート式速読★1分で身につくビジネス書のキモ!!
Tracked: 2005-05-11 06:39

★★★★☆「伝達力」青木仁志、アチーブメント出版(2005/03)¥...
Excerpt: いつも応援ありがとうございます。今日は何位になっているでしょうか?----------------------------■今朝の仙台:9時25℃:曇り------------------------..
Weblog: 本のソムリエ提供「一日一冊:読書日記」
Tracked: 2005-08-26 15:16

伝達力 話すプロの「伝わる技術」
Excerpt: コミュニケーション、つまり、 伝えることはかんたんなことではないのだ、と分かります。
Weblog: コミュニケーションの達人を目指そう!
Tracked: 2007-09-13 17:04
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